むか~し、むか~し、あるところによこじぃさんがいました。
よこじぃさんは大きな大きな木の板に、
綺麗な綺麗な絵を書きました。
そんなある日、よこじぃさんはその絵に大きな文字を貼り付けようと思いました
。
大きな文字を作ったのはいいけれど、一人で色を塗るのはホントに大変。。。
そこでよこじぃさんは、村のよく遊びに来る子ども達を集めて、その大きな文字
の側面を黒く塗らせました。
子ども達は次々に仕上げていきます。
隣村の漢舞村のザネくんとしずかちゃんも一生懸命頑張ってくれています。
ただ、そこに一人だけ違う作業をしている子どもがいました。
その子は大きな木の板をくり貫く作業をしていました。それは、光を通すためみ
たいです。
黙々と作業をしていると、隣に住んでる意地悪久さんが子どもに声をかけました
。
『そんなんじゃ、ダメじゃ。後ろに木の棒をつけるんじゃ!!』
子どもはその言葉の言う通りに作業をしました。
木を切っては貼り付け、木を切っては貼り付け………。
どれぐらい時間がたったでしょう。。。
そこには綺麗にくり貫かれた木の板がありました。
意地悪だと思った久さんは、ホントは優しい優しいおじぃさんでした。
そうしてよこじぃさんと子ども達によって大きな大きな文字は出来上がってきま
した。
さてさて、この先はどうなるんでしょう………
あっ、そうそう、その頃、はんなばぁさんは、ペットの鳥と、綺麗な綺麗な服を
仕上げていましたとさ………
つづく
じかたしゃせいさくものがたりbyつぼいさん